熱処理後の旋盤仕上げ
材質SKD61で硬度HRC52~56の高精度の品物の依頼を頂きました。熱処理を行うと変形してしまう為、公差のある寸法や幾何公差が熱処理前に仕上げると外れてしまうことがあります。
この事例では熱処理による変形を想定して、協力工場と相談し、熱処理後に旋盤にて仕上げることにしました。研磨等で仕上げることも考えましたがコストを抑えるために旋盤にて仕上げるのも旋盤で仕上げることの理由の一つとなります。
内外径の公差を最高精度の箇所で0.02ミリ以内、同軸度・直角度・平行度を0.01ミリ以内の高精度加工を行うことが出来ました。
こういった判断や技術は、これまで多くの加工を請け負ってきた経験や、高い技術力を持った協力工場を多く持っている増田マテリアルだからこそ行うことができます。